そろそろ合理化の意味を考え直す時期が来てるんじゃないだろうか?
合理化,合理化って叫ばれてるけど,実際行われてるのはただの経費削減.
ボクの考える合理化とは,以下の数式に落とし込む事である.
受取った料金 = 顧客が求めるサービス
普通じゃない?って思うかも知れないけど,多分日本の大半の企業は以下の式になってる.
受取った料金 = 顧客が求めるサービス + 付加価値
先日カンブリア宮殿で,りそな銀行再建の立役者 JR出身の細谷会長が特集されていた.
全然興味が無かったんだけど,思わうず耳を疑った.
会長業務を引き受けて店舗視察に行ったときに,
「お客様が立っているのに,どうして行員が座っているのですか?」
っと質問したと言う.
村上龍も小池栄子も,同意したような感じでさらに驚いた.
ボクはこの話を聞いてものすごく違和感が湧いた.
なんで座ってちゃダメなの?
長時間立ってても体に悪いだけでしょ?
座ってても良いし,客が来るまでは好きな事してて良いよ.
読書をしても良いし,自己啓発の勉強をしても良いよ.
その代わり,ちょっと給料が安い.
それが気に入らないなら,語学でも資格でも取って転職してね
そんな風にする方が,社員は人生を楽しめるんじゃないかなぁ〜.
客がいない店内で,ひたすらボーっと立つ.
そんな無駄な時間に人生を費やす社員がボクは可哀そうで仕方ない感じがする.
同時に連想したのがスーパーのレジ.
あれも立ってる理由全然無いよね.
スペインでもハンガリーでもポーランドでも普通に座ってるよ.
ハンガリーなんて,買物カゴから自分で商品を出さないとレジ打ちしてくれない.
日本じゃ考えられないよなぁ〜.
なんか,そうやってドンドン自分たちの仕事を過酷にしていく連鎖がおきてる気がする.
例えば,一流ホテルでドアマンがドアを開けるのは今回の話題には入らない.
一流ホテルの使用料にドアマンの賃金まで入ってるからね.
それも含めて彼らが提供すべきサービスだからそれは納得.
でも,例えば銀行で行員が座ってて誰が困るの?
なんか変だよなぁ〜.
それとも,日本の顧客はそれを求めてて,ボクの感覚がずれてるのかなぁ〜...