会社で出世するヒト,しないヒト
ボクが一年間出会ったヒトの中で感じた,出世しているヒトと出世していないヒトの差について書いてみる.*1
ボクが感じたのは,出生するヒトは「相手の話を聞いて,それに対して意見を述べるヒト.」出世しないヒトは「相手の話の途中で,自分の言いたいことを述べるヒト.」「相手の話を聞いて,自分の言いたいことを述べるヒト.」*2
高卒でも,部長クラスに這い上がっているヒトがいる.40代前半で課長なヒトもいる.かたや大学院まででた50代のヒトが未だに役職についていない,という例もある.
ボクの会社は年功序列の雰囲気が色濃く残っている感じがするので,このように特殊な昇進及び役職についている人たちは結構目立つ.
ボクは研修中だろうとどんな立場だろうと,聞きたい事は聞くし,知らない事は知らないという,疑問に思った事は素直に質問する.というポリシーを持っている.
おかげで,1年間で結構いろんな年齢層のヒトと議論をしたり,どうでもいい話をしたりした.
その結果ボクが感じたのが先述の違いである.
出世してないヒトも,楽しい話をイッパイもっています.でも,ボクの話をきちゃいない.
出世しているヒトは,あんまり楽しい話をしてくれません.でも,ボクの質問や疑問にはちゃんと経験談を使って答えてくれる.*3
案外危険なのは,言いたい事を持っているヒトは,その言いたい事を何度もいろんなヒトに話をした経験があり,洗練された話になっていることです.
結果,妙な説得力や妙に納得させる力のある話が出来上がっています.それを無防備な状態で聞くと,自分の興味をそちらにシフトされる危険性があります.
つまり,その答えが議論の対象か否かに関わらず,あなたは納得させられて,そちらの話に興味を持ってしまう可能性があります.
ボクも最初はそんな感じでした.
いろんなヒトと話をしているはずなのに,疑問が解消されないで,あらたな疑問点ばかりが浮かび上がってきました.
ヒトに聞いてばっかりで,質問を消化できていないし,自分で何も考えれていないのかな?っと少し悩みました.
そこで,自分の質問を意識しながら相手の答えに耳を傾け始めました.
すると何か答えになってないけど”おもしろい”話が繰り広げられているという事に気付きました.
自分の意見を述べる事は大事だと思うけど.相手が求めていない答えを返してはいけないとボクは思います.
これに気付いて依頼,ボクは相手の話を最後まで聞いてから,なにが要点だったかを考えて,答える様にしています.
返事をするまでに若干タイムラグはありますし,要点を勘違いしてしまう事もあります.
でも,ちゃんと,「それは,○○っという質問ですよね?」って聞いてから答える様にすると時間も稼げるし.変な勘違いは早めに訂正されます.*4
何よりも,頓珍漢な答えを返すよりよほどいいと思って実行しています.....