天命 五木寛之 (幻冬舎文庫)

ボクは五木寛之が好きだから大抵の本は家にある.
この本も大半の部分は何処かで読んだ事のある内容だったけど,
これは新しいと思ったのは,脳トレについての見解.

音読は大事だけど,意味もなく声に出して読めばそれでいいのか?という問いかけ.

読書するのと読経するのは同じ読む事だけど,そこには「思い」という差があるというはなし.
言われてみりゃそうだわなぁ〜.


「人の心が乾燥し始めている.」というのは,著者の発言だけど,最近は中身の伴わないモノが随分とはやってる気もするなぁ〜.

何も考えないで音読すると,単に文字信号を音声信号に変換してるロボットみたいなものかもね.それで,脳が鍛えられるとは確かに考えにくい.

天命 (幻冬舎文庫)

天命 (幻冬舎文庫)