デジタル一眼レフ基礎2 [カメラの基本を 学ぼう]
最近,購入後のアフターケアも結構重用視されてるみたいですね.
先日sonyの一眼レフを買ってwebページを見てたらセミナーが開催されているという書いてあったので早速行ってみた.
覚書程度にまとめてみます.
参加者は6名でした.
ペットボトルのお茶とキャンデー,撮影用の可愛らしいキャンドル,レジュメ(カラーで12枚)とアンケートなどが設置されてありました.
今回のポイントは,αのAモード*1とSモード*2を使いこなすというモノ.
つまり,「絞り」と「シャッタースピード」の重要性について教わってきました.
1.カメラの仕組みと「絞り」と「シャッタースピード」
絞りは,カメラのレンズの中に内蔵されている.
つまり,レンズによって絞れる範囲は変わってくる.
また,絞りを開くと光を取り込む量が増えます.
一方,シャッタースピードは本体にその機構がある.
つまり,本体によってそのスピードは変わってくる.
また,シャッタースピードが早くなると,映像素子が光に曝される時間が短くなり,素子に取り込まれる光の量が少なくなります.
因に,
絞り | シャッタースピード |
---|---|
開く | 速い |
中 | 中 |
絞る | 遅い |
の3パターンは最終的には全て同じ明るさになる*3.
しかしながら,この3つをうまく使い分ける事で全く異なる写真を撮る事が可能になることが本セミナで確認できた.
αのAutoモードは,この二つの要素.
つまり「絞り」と「シャッタースピード」を自動的に調整してくれる.
ピントの自動調整は,レンズの取り外し様の赤ポチの近くにあるAF-MFで切り替える.
2.Aモードでの撮影.
このモードでは,絞りを手動で調整します.
つまり,シャッタースピードは自動的に調整されます.
因にF値は数値が低いほど絞りが開いた状態になります,数値が大きいほど絞られた状態になります.
写真 | ||
---|---|---|
F値 | 5.6 | 11.0 |
写真 | ||
F値 | 18.0 | 36.0 |
ここで注目するのはシュークリームじゃなくて,背景のお茶の文字*4.
F5.6じゃ何が書いてあるのか全く見えないけど,F18ならちゃんと読める.
ただF36にすると,シャッタースピードが遅くなるので,手ぶれが出てきているのが見て取れる.
因に,F8-11ぐらいで撮影するのが一般的だそうです.
利用シーンとしては,主役を際立たせたい時(Fを低めに)や集合写真の時(Fを高めに)なんかが上げられるそうです.
3.Sモードの撮影
シャッタースピードが遅いと軌跡を残す事ができる.つまり,川や滝,夜景等をキレイに撮影する事が出来る.
逆に速いと瞬間を捉えることができる.つまり,スポーツや移動するものをキレイに撮影する事が出来る.
ところで,ボクのα350だと最大1/4000秒までシャッタースピードを早める事ができる.
セミナー中に貸してもらったSAL50F14で1/4000で撮影するとこんな写真になる.
図1-1.SAL50F14で撮影した場合.
SAL50F14は50mmで焦点距離は一定だけど,絞りをF1.4まで開く事ができます.
打って変わって,おいらの所持しているレンズSAL18200で1/4000で撮影するとこんな写真になる.
図1-2.SAL18200で撮影した場合.
うーん,真っ暗だ.....
このように,本体のシャッタースピードの守備範囲がレンズの絞りの守備範囲を振り切っちゃう事もあるみたいですね.
4.EV(露出)補正について
先にも少し書いたけど,カメラは明るさを自動的に認識します.
その際の基準が18%グレイというモノだそうです.
詳しい説明はありませんでしたが,画面の中に占める黒の割合によって明るさが変わるということです.
図2-1.画面内に白が多い場合
図2-2.画面内に黒が多い場合
同じ机なのに,図2-2の方が圧倒的に白く移ってるでしょ.
これじゃ,ホントは何色かがわからないから,それを調整するのがEV補正というモノ.
Aモードならシャッタースピードを,Sモードなら絞りをカメラが自動調整するんだけど,
その際にバイアスをかけるという方法みたい.
EV補正をかけると以下のような画像になる.
EV±0 | EV-0.7 | EV+0.7 |
図3 EV補正の結果
便利な事にαでは3つの写真を連続して撮影する機能がついている.
因に基準値はもちろんのコト,±値は0.3と0.7の2種類を選ぶ事ができる.
これは結構便利かもね.
5.帰りに実際に取ってみた.
写真 | ||
---|---|---|
撮影設定 | 図4-1.シャッター1/230 絞り=4.5 | 図4-2.シャッター1/30 絞り=11 |
図4-1は後ろのお花がぼけてるけど,図4-2は後ろのお花もくっきりと写っている.
6.余談.
本気で白を出したい場合は,ホワイトバランスというのを設定すれば良い.
図2-3.ホワイトバランス補正後
7.所感
色々教えてくれてかなり勉強に成った感じ.
上記の設定をする為の操作方法も教えてくれたけど,そこまで書くのは大変だから省略.
次は,風景画やお出かけセミナに参加しよっかな.