風景・スナップ撮影の基礎[テーマ別撮影講座]

takashi42332009-06-20




またまたSONYセミナに行ってきました.*1
取り敢えず1ヶ月で徹底的に基礎と理論を理解しようというこのシリーズ.

今回は,風景やスナップを撮ってみようというのが目的.
レンズやアクセサリー製品の紹介もしてもらえてついつい欲しくなるけど我慢.

今回のポイントは,クリエイティブスタイルとDレンジオプティマイザーとホワイトバランスの説明.
1.クリエイティブスタイル
α350には6種類のクリエイティブスタイルが設定されている.
・クリエイティブスタイルの違いはフィルムの違いを意味する.
ビビットは写真をより鮮やかに,ポートレートは人物用に肌色をキレイに見せることができる.
・「夕景」は,夕暮れの赤色を強調する.
・主に使うのは全面にピントが合いやすい「風景」設定がオススメ.

2.明るさをコントロール
・空や白色を強調させたい場合は,+補正をする.
・夜景など黒を強調させたい場合は,-補正をする.


3.Dレンジオプティマイザ
・光源と撮影者と被写体の位置関係は,「順光」「斜光」「逆光」の3パターン.
・順光は,基本的な撮影方法であるが,のってりとした仕上がりになる事が多くいまいち.
・斜光は,影が出来るので被写体の輪郭を強調する事ができるので人を撮影したるするのに良い.
・逆行が最近はブーム.


4.ホワイトバランス

4.1 シーン別.
・環境下に応じて色を付け足す事により白を白らしく見せる.

環境 光の特性 補正する色 効果
日陰 青みがかる オレンジ色をたす 暖かい感じ
曇天 青みがかる オレンジ色をたす 日陰よりは赤みが少ない.
白熱灯 赤みがかる 青色をたす
蛍光灯 緑がかる マゼンダをたす

表1.環境と色の特性.

4.2 色温度を自在に操ろう.
色温度= 5500Kが太陽



図2.色温度のカラーチャート(wikipediaより拝借)

5500K 4200K 6200K

ポイントはあくまでも現在の環境の色温度を設定するという点.
4200Kと設定すると環境化では赤みが強いと判断して青色と追加するので普通の環境では青っぽい写真になります.
逆に6200Kと設定すると環境化では,青みが強いと判断して赤を追加するので普通の環境かでは赤っぽい写真になります.


4.2 色補正フィルター
・写真用の色補正フィルターと同様の処理をする.
・緑とマゼンダの色補正をかける事ができる.

色補正無し M+2 G+2


・青+緑でエメラルドグリーンを作り出して幻想的な雰囲気を醸し出すのもテクニック


図3.エメラルドグリーンの世界



5.その他
・広角レンズ(「SAL1118」DT 11-18mm F4.5-5.6)を借りて付けさせてもらった.


図4.18mm f=5.6 シャッター速度=80


図5.11mm f=5.6 シャッター速度=125

もちろん撮影場所は同じ場所.
18mmがボクの持ってるレンズで最も広角にした時の撮影範囲.
11mmがお借りしたレンズで最も広角にした場合の撮影範囲.

確かに取れる範囲が広いし何だかひし形っぽくたわんでる気もする.
ただ広角レンズにすると,望遠が出来ないので広角専用になるね.



図6.流し取りに挑戦してみた.


まだまだ,修行しませう.