美容院での会話

美容師さんが随分と車の話をされて，おいらもこういう職業にいる関係でついつい話が盛り上がってしまって．
そして，美容師さんの最近の車事情についてのダメダシが始まった．

「カーナビは無駄な機能が多いだけで意味が無い，方位磁石と地図があれば良いんだよ」
踏切を渡る時や，送電塔の近くなど磁場が発生する可能性がある場所だとチャンと方位を判断出来ないよ．

「軽自動車のハイブリッドがあればいい」
軽自動車だとモーターをおく場所が無いでしょうが．

等と，彼の意見をことごとく脳内で否定している自分がいるのに少し失望した．
これは大学院で理系なヒトに揉まれて得た科学的な思考力であり，失った想像力という柔軟的な思考なのかも知れない．

それにしてもフト思ったんだけど，こういうブレーストーミング的な発想をするヒトと話す場合は，
何が出来ないかを知っているより，何が出来るかを知っているヒトの方が価値がある．

「アレは出来ない，コレは出来ない」より．「それは難しいかも知れないけど，この程度なら出来るよ．」
って言えるヒトが案外次の時代を切り開くチャンスを色んなヒトから得られるのかもね．

会社に入って，手を動かさない人間が手を動かす人間の邪魔をしているのをヒシヒシと感じて，
それが凄い嫌だったけど．何か最近自分がどの立ち位置にいるのかが解らなくなってきた．

まぁおいらはいつでも，帰属意識にかける人間ですから．．．．