10代のヒトたちへ『どうすれば正社員になれるのか？』
秋葉原の事件がおきて，テレビやネットを見ていると派遣制度が悪いって議論になって．
中には，『剣はペンより強かったんだね．』なんて言うヒトが現れた．
福沢諭吉が聞いたらゾッとするような事ですね，でもそんな発言に共感が集まる．
何かヤな世の中になってきました．
さて，まだ未来や希望がある10代のみなさん．
どうすれば正社員になれるの？って事に興味がありませんか？
一般市民が，社会システム分析や改善方法を議論しても，結局社会は変わりませんよ．
だいたいブログで社会システムを改善する為の政策を書いても，なんの意味もありません．
政治は．．．この国の動く方向は永田町でのみで議論されて，決定されるだと思います．
詳しい事は知らないけど，国会の議論の際にラップトップを開いて，調べものをしているヒトなんていないでしょ？
はっきり言って無意味ですよ．
政治ってそんなモノだとボクは思います．
政治家のヒトは派遣で働いた事なんて無いし，知り合いにも派遣のヒトなんていないんじゃない？
だから，現状分析なんかよりも，保身ですよ，ほ・し・ん．
制度悪かっても，制度を変えるよりも，その制度の中で上手に生きる方が楽でしょ？
さて，正社員になるための要素はたった３つです．
あらかじめ断っておくけど，うち１つは自力ではどうにも出来ません．
１．景気の良い時代に就職活動を行うチャンスを得ること．
これがまず最優先．ボクの場合は，大学卒業時に景気が登り始めた感じだったので，大学院に進学してみました．
ボクの知り合いにも数人同じ理由で大学院に進学したヒトがいますが，案外成功です．
なぜなら，大学院を卒業する頃には最近の学生売り手市場に恵まれました．
あまりに氷河期なら大学院に進学するとか，留年するとかしてタイミングをずらすのも良いのかも知れませんね．
２．何がなんでも有名な大学に現役で入学すること．
ボクはそれなりに有名な大学を出て，そこそこの知名度の大学院を卒業し，一部上場の製造業に就職しました．
大学での成績は中の下，大学院の成績は下の下*1．
でも，一部上場企業で正社員をやってます．同期の学歴を見ても旧帝か地方国立か有名私大．
一部コネで聞いた事無い大学から入ってるヒトもいるみたいだけど，それは第３項で解説する．
大学の公表によると，就職率は97%．ボクの知人で見ても１人をのぞいてほぼ全員就職*2．
じゃぁ，残った１人は何があったかというと，大学に入るのに２浪していました．
それが問題だったのかな？別に性格が悪い奴では無かったし成績も非常に優秀だった．
結局，勉強して良い大学に入れば，正社員になって，初任給で20万程度は手に入れれるんですよ．
マスコミとかは学歴崩壊なんて言ってるけど，ボクはそんな事無いと思うなぁ〜．
一部(SONYとか外資とか)が学歴を考慮しませんなんて言ってるけど．
普通のヒトが，希望する普通の会社は，普通に学歴重視です．
学歴フィルタ
既に大学に入学してしまっている場合，大学院で学歴ロンダリングしてみてはどうでしょうか？
ボクの知人で，無名大学から，有名な私大にロンダリングして，結果有名企業に入ったヒトがいます．
大学院の二年間はチョット冷たい目線で周りから見られるかもしれませんが，会社に入れば関係ありません．
ボクは大学と大学院が違いますが，その事は言わないと誰も知りません．
そんなモノです．
３．使えるモノはフルに使う事．
親や親戚のコネ．大学の推薦．教授の推薦．
使えるモノはネコでも使いましょう．変な意地を張って，自分の力を試すんだとか言わないの．
もぅ日本はそんな国じゃないんだから．今の日本で大事な事は，失敗をしない事です．
一度レールから外れると，なかなか普通という名のレールには戻れません．
いままで特別な事をしてこなかったヒトが急に，大学卒業する時に自分の力を試す何てムリムリ．
力を試すってのは，力をつけてからすることです．大学時代さんざん遊んどいて，急に社会の荒波で力を試さないで下さい．
色々もったいないと思います．
以上の３点で正社員になれる確率は高いと思います．
ただ，勘違いしてもらっては困るのですが．
正社員 ＝ 安定
正社員 ＝ 幸せ
という事にボクは一切触れてませんからね．
日本国憲法，第13条には幸福追求権ってのがあります．
これは簡単に説明すると「幸せの形は人それぞれだから自分たちで定義してそれに向かって頑張ってね☆その努力にたいして他のヒトは邪魔しちゃダメだよ♪」
っていうものです．
何が幸せなのか．．．それは自身で考えるべきだと思います．
「働かない」というのが幸せだと定義した場合，このエントリーは何の役にも立ちません．
ブラックな企業に行けば正社員でも不幸です．
でも，少なくとも明日，明後日の食事に苦しむ事はないでしょう．
正社員になるというのは，その程度の話です．
