上海・蘇州4泊5日 4日目

takashi42332008-08-11


今日は友人のお兄ちゃんの出勤がてら蘇州まで連れて行ってもらって,帰りに再度拾ってもらうというなんともありがたい予定です.



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上海から車で1時間半ぐらいです.
高速道路の料金所が有り得ないぐらい効率が悪くて驚きました.

日本だと領収書をあらかじめ発券しておいて手渡されますが,こちらではお金を受け取ったあと発券します.
なので,料金所前は渋滞が出来上がっていました.


ところで,蘇州は,景色が奇麗な町として有名です.
古来より,上有天堂,下有蘇杭(天に極楽有り,地に蘇州,杭州あり)と言われる観光地.
東洋のベニスなんて言われた時期もあった奇麗な町です.では,観光日記です.



虎丘
蘇州について最初に虎丘におろして頂きました.
(入場料は60元(≒900円)*1

写真の虎丘の雲岩寺塔は,傾いて映っている様に見えますが,実際に傾いています.
961年に作られたモノで,傾いている理由は老朽化ではなく地盤沈下の為です.

それにしても,広いのなんのって.
とてもじゃないけど,1時間で全部見るのは不可能.

丘と言うだけあって結構登ります.
階段があるので,そこまではしんどくないけどね.


寒山
次はタクシーに乗って寒山寺へ.
上海と違って,何かタクシーの質が悪い感じが...

入場料は20元(≒300円)


気を取り直して寒山寺は,唐代の詩人・張継が詠った「楓橋夜泊」にも登場する事で有名.*2


この寒山寺には,一回つくと10才若返るという言い伝えのある鐘があります.*3
正確には,平均寿命が40歳なので3回つく事により70歳まで生きられる様になるという意味だそうです.*4
いまの時代平均寿命は70歳なんてとっくに超えているので,必要ないかも...


お寺にあった塔に登って周りを見渡すと,もう一つの蘇州が見えてきます.
現在蘇州は,上海との交通の便の良さから沢山の外資系企業の工場が大量に集まってきています.

そのため,旧市街から少し離れるとビルや近代的な建物が大量に建築されています.
ガイドブックに掲載されている,白い壁の町並みで川が流れていて....何て言うのはホントごく一部ですビックリしました.


さて,次は昼ご飯です.

KFCが前面に出ていますが,その後ろに見える得月楼が今日のランチです.
400年の歴史を誇る老舗の料理店.
蘇州名物,松鼠桂魚140元(≒2100円)を食べる.

ガイドブックじゃ分からないけど,ビックリするぐらい大きいです.
全長25センチ位はあります.

エビチリのソースがかかっていて川魚なのに臭みは全くなくサクサク食べれてとても美味しいです.
日本人のクチにも合うと思います.
ちなみに中国では魚をヒックリ返すのはマナー違反だそうです.なんでも船が転覆する事を意味するとか...


さて,お昼を食べておなかが一杯になったので,少し下町をフラフラ〜っと歩きながら,世界遺産 拙政園を目指します.

拙政園

入場料は70元(≒1050円)*5


とーーーーっても広くて*6立派な庭園なのに,何で拙い政治なんて書くのか不思議に思ったんだけど,
調べてみると,どうも当時の役人さんが貰った賄賂で作った庭なんだとか...



途中に屋敷有り.



池あり,蓮の花を売っている.



立派な太湖石あり.

と2時間以上かけて歩き回りました.


その後は,友人のお兄ちゃんと待ち合わせの場所に行って,上海まで戻ってきました.
途中,蘇州の工業団地を経由して頂いたのですが,とにかく広い.
ずーっとまっすぐな道の左右に工場や工場で働く人が住む家などが並んでいました.
まさに,中国が世界の工場と言われるのが身にしみて分かる感じです.

兎角,土地と人口が凄いなぁ〜っと再認識.


小腹が減ったので,ホテルの近くのファーストフードみたいな中華料理店で餃子を買いました.
その後,上海師範大学*7の中を見学して,ホテルに戻りました.


【4日目修了】

*1:ガイドブックと値段が違った...

*2:月落烏啼霜滿天,江楓漁火對愁眠.姑蘇城外寒山寺,夜半鐘聲到客船.

*3:鐘を鳴らすのに5元必要.さらに結構人が多く並んでいる.

*4:中国語のガイドさんの説明を盗み聞きして,友人に訳してもらった.

*5:これもガイドブックと値段が違った...

*6:約5万m^2.東京ドームとほとんど同じ広さ?

*7:美人有名!!だとか....