東欧旅行記その6

6:00 Bratislava hlavna stanica駅(スロバキア
朝目が覚めると,見知らぬ駅に停車.
車掌にブダペストか?っと聞くと機嫌が悪そうに違うと首を振られる.



ボク「ブダペスト?」
駅員「ノー!」



ボク「ブダペスト?」
駅員「ノー!」




7:30 ????駅(?????)
駅とは思えない場所で停車ドアを自分で開けて降りるバックパッカーが...
彼は何を目的にどんな旅をしているのだろうかと考える.



到着予定時刻だった8:30になっても着かない.乗り過ごしたかな?と不安になる.
ハンガリーの隣はウクライナルーマニアセルビアクロアチアと何となくちょっと不安な国である.
止まる度に駅員に聞く.

駅員に聞くのがだんだん楽しくなってくる.
だんだん楽しくなってくる



ボク「ブダペスト?」
駅員「ノー!」



ボク「ブダペスト?」
駅員「ノー!」


9:30 駅(????)
車掌がチケットを返しに部屋に来る.もうすぐつくとの事.




9:30 ブダペスト駅(ハンガリー

映画「冷静と情熱の間」の最後のシーンってこんな駅で撮影してたよなぁ〜なんて思い出す.
一向に首を縦に振る気配の無かった駅員が始めて縦に首を振る.
何となく和解できたような気になる.
ついに,最終目的地.

人を見るとこれまでと違って少しアジアな感じがする.



ATMでフォリントを引き出す.
円高で随分と安い.

露店でバスのチケットを買う.
300フォリントに10000フォリント札を申し訳無いけどと言って出すと,全く気にしなくて良いよと言われる.
あまりに意外で驚く.


メトロを探す.
駅の名前が想定していたものと違う.
少し焦る.

ハンガリーは駅に改札にちゃんと駅員が立ってて切符を見せないとダメ.
こんな国は始めて.駅員に「この駅はどれだ?」って地図を見せるが通じない.
あげくインフォメーションに行けと言われる.
インフォメーションに行くって「Can I speak English?」って言うと「No」って言われる.
英語は通じない.
でも何とか理解はしてもらい,現在地を把握する.
大量の荷物を持って地下鉄の乗り換えをする自信が無いので一駅歩く.



10:00 ホテル(ハンガリー
ホテルに着く.リチャードギアみたいなスタッフの人にいつも通りの決まり文句
「My name is *****. I reserved your hotel from 23 to 25.」

「なんだって!君の名前はバイクの部品メーカと一緒じゃないか!!」
「日本と言えばKAWASAKIじゃないか.KAWASAKIのバイクって早いんだよね」
「日本でも多くの若者がバイクに乗ってるのかい?」
っと聞かれたので.
「乗ってるぜ.だってさ,日本にはKAWASAKIやHONDA,YAMAHA....」
「SUZUKI!!」
すげー,スズキまで知ってんだ...
「そうそう,スズキとたくさんの企業があるもん.」
っと答えると随分と嬉しそうだった.
この人とは仲良く出来そうだっと思う.




朝一番なので部屋には入れないと踏んでいたのに,
先ほどの会話で,特別に用意してくれる事になった.
丁度シャワーが浴びたかったので助かる.
心の底からKAWASAKIに感謝する.



ホテルの予約の際に,「景色がいい部屋がいい」っと書いておいたら.
笑いながら,「一番いい部屋を用意してあげるよ」っとの事.
部屋に入ってあまりに景色が良くて驚く.

ちなみにプラハクラクフはアパートを借りたんだけど,ハンガリーはホテル.
シャワーだけ浴びて,もう一度さっきのスタッフから情報収集
「夜行列車で着いたから,おなかがペコペコなんだ.どっか安くて,おいしい店を知らない?」
「地図は持ってるかい?」っと言われてロンプラの地図を出すと
「君はいい地図を持ってるね」っと言われる.

外人にしてみれば,日本語が書かれた地図を見てもノイズが多いだけだもんなぁ〜っと思う.
そう言えば,地図を見せたときや本を見せた時に褒められたなぁっと思い出す.

逆の立場なら,ドイツ語やフランス語だけの地図を見せられてもわからないし.
ちなみに,ロンプラの日本語版にはちゃんと日本語での表記がのってあった.
ツアー客には不要だけど,旅人には有益なガイドブックだと思う.
ただ写真が少ないのが少しつまらない...



10:30 ホテル(ハンガリー
店を紹介してもらい,そこにいく


うまい.
ベーコンやソーセージが抜群においしぃ.
パンも全部食べてしまった.


食後に「カフェorティー」っと聞かれるがプラハの失敗はここで取り戻すべく「ノー」っと言う.


11:00 ヴァーツィ通り(ハンガリー
次は一路,ビックマーケットへ

道を歩いてると,「助けてやろうか?」っとおじさんに言われる.
丁度現在地を把握した瞬間だったので
「大丈夫だよ!いまここだよね?」
って聞くと.そうらしぃ.
「どこにいくんだい?」
「ビッグマーケット」
「ならこの道をまっすぐだ」
握手して別れる.そろそろ15人目

11:10 Nagyvasarcsamok(ハンガリー


大きな市場.
果物屋だけでも十数店舗ある.
マーケットよりも市場が楽しい.
何となく売ってるものが有機質な気がする.
マーケットは売ってるものも無機質な気がする.


日本語がペラペラなハンガリーのおじさんにあう.
もの凄く上手.なんでそんなに上手なの?って聞くと.
日本が好きで日本語の勉強をしてるけど,目が凄く悪いから日本へは行けないとのこと.
世の中は厳しいなと思う.
大阪に住んでると言うと,なんでそんな物価の高いところに済むんだ?という質問.
至極当然な質問なので,でも東京よりは安いよ.っと少しずれた答えを返す.
仲良くなって色々と教えてもらう.
別れ際に「この街にはジプシーもいるからスリには気をつけろよ」っと言われる.
人は民族と宗教の壁を超える事はできないんじゃないだろうか?っと考える.




リンゴを買う.15円ぐらい.安い


11:10 自由橋(ハンガリー

取りあえず,ハンガリーでもアップルをする.


写真に映ってる山の山頂に何かがある事に気づく.
望遠を最高にしてファインダーをのぞくと.

買ってて良かったTAMRON AF18-200 F3.5-6.3っと痛感.
次はもう少しF値が大きいレンズを買おうと思うけどコストパフォーマンスは最高.
取りあえず,あそこまで上ってみようっと思う.




11:10 Gellert(ハンガリー

これはなんだ?っと思いつつ中へ.




スパだという事に中に入って気づく.
このたびの目的の一つであるスパにたどり着けるとはなんという偶然.
これは入らねばっと言う事で,早速入る


盗難が不安なので念のため個室を借りるそれで1500円程度.
でも個室のマスターキーはおばさんが持っていて,ボクは番号付きのプレートを渡されるだけ.



写真はダメかな?っと思ったけどほかの人が取ってたのでオイラも写真を撮る.
監視員の人に写真を撮って.ってお願いする.
「おけおけおけおけおけおけおけおけ」っと返事されて少し笑う.
特徴的なのはみんな背泳ぎバタフライだってこと.
不思議だよね.あの泳法...




そろそろ出ようかと思うと,屋外もあるぜっとの事.
屋外プールでは時々波が生成されるみたい.
結構面白い.

あと,写真の下の方「145cm-275cm」って書いてあるけど誤記でもなんでもなく普通に水深275cm.
足が全くつかない.限度というものを知らない.


でようとして個室管理のおばさんに,プレートを見せると「個室の番号は何番だ?」っと聞かれる.
そんなの覚えてないしプレートでいいじゃないか?
っと思うけどプレートを落とした場合を考えると当然の措置だとも思う.
番号は覚えてないけど,場所は覚えてるからそこに案内する.
正解らしく鍵をあけてくれる.


さっきの像の場所に行くにはかなりの登山が必要.
肉体的に付加が高すぎると判断して取りあえず今日はあきらめる.

ただ,ブダ王宮に向かうにも登山が必要.
正直そんな体力はない.



思いがけず道で腕があがる.
この旅初めてのタクシー.

14:00 マーチャーシュ教会(ハンガリー

14:00 漁夫の砦(ハンガリー

ヴァイオリンとピアノの演奏を聴きながら一休み.
横の席でアジア系とゲルマン系の女性が楽しそうに大学での講義の会話をしてる.
なんだか凄いなぁっと意味も無く関心する.






今日もいい天気,プラハの3日目の午前以外は全部快晴.
さすがはおいら.

15:00 王宮の丘の地下洞窟(ハンガリー
どうしも見つけられないので人に聞く.
みんな親切に教えてくれる.
洞窟の中は真っ暗.



どうしても開かないドアがあったので,残りの力を振り絞って,神速パンチ




こんなしょうもない事をするぐらい余裕が出てくる.


ただ,一時間ぐらいは余裕で迷ってた.


16:00 ブダ王宮(ハンガリー

中は歴史博物館.
オリジナルコレクションだけを見る.



途中で風景を見る.
こんな老後は幸せだろうと思う.



馬がたくさんいたので写真を撮ってると,取っちゃだめって言われる.
???

もう少し歩いてると,ドラクエで言えば布の服を来た美人の女性が歩いてくるし,
鉄の鎧と鋼の剣をもった兵隊が歩いてくる.

何事かな?っと思ったら.
布の服を着た美人の女性がタバコを吸ってる.

「何やってるの?」
「撮影」
「テレビドラマ?」
「フィルム」


なるほど...
どうやら,ブダペストで映画の撮影をしているらしぃ.



ブダペストの夕焼け.
そろそろ旅の終わりを感じて,頭の中で「デスペラード」が流れ始める.

19:00 ヴァーツィ通り(ハンガリー

久し振りにみた月は奇麗.



夕食は人がいっぱいいる店に入ろうと決める.
入って席について,いつも通りスープとビールを頼むとダメだと言われる.
「スープだけなんてあり得ない」との事.
観光客相手にケチケチすんなっと思うけど仕方なく肉っぽいものを頼む.

半分ニョッキで無理.
この旅始まって以来の大失敗

次からは
・客が多くて
・独り身の客もいる
店に行こうと決める.


夜景を取る.
大きな三脚を構えてとる人が多い.
次の旅行までにボクも腕を上げて,写真家と話が出来るようになろうと決意する.




ホテルに戻ると,昼間のリチャードギアがいなくてもう一人の人がいる.
行きたい場所があるので聞く.
「Just wait...Just wait...」って言ってロンプラをめくってると.
「Now I'm waiting.」っと言われる.
「フレアマーケットに行きたいから道を教えて」っていうと.
「ガイドブックを見て,Hatar utcaから84Eのバスにのればいいって書いてあるだろう?地図見ろよ!」っと怒られる.
そして,ゲームに戻る.
イラッとするけど,ここで引き下がったら負けだと思い.
レセプションで自分の地図を見てHatar utcaを探すけど見つからない.
「Hatar utcaは何処だ?」って聞くと,ボクの地図をざっとみて
「確かに乗ってねーな.」って事で地図をくれて,ここだと教えてくれる.
「どれくらい掛かる?」と聞いて別れる.
ちゃんと聞いて良かったと思う.


今日もシャワーのみ.
結局全ホテルバスタブが無かった.
温泉には入ったけど,やっぱり風呂に浸かりたいと思う.