のにゅにけーしょん
最近,会社の上司からよく飲みに行こうと誘われる.
正直面倒なのでやんわりと断っている.
最近コミュニケーションについて考えている.
ボクらが普段,友人や知人としているおしゃべりはコミュニケーションなのだろうか?
ボクらの普段の会話は情報の交換となりさがっているのでは無いだろうか?
お互いの持っている情報をトレードしているだけで,その情報に対する考えや意見の類いまで交換してるのかな?
アルファブロガーや著名なジャーナリストの意見をあたかも自分の意見のように言ってたりしないだろうか?
相手を説得する方法のメジャーなものの1つに,「○○が言ってたんだけど」って言うのがある.
○○には,イチローが入るかも知れないし,梅田望夫かも知れないし,勝間和代かもしれない.
とにかく,社会的なステータスがある人が言ってた事を使って相手を説得するという方法.
でもそれって「説得」でも「会話」では無くてただの「情報提供」だよね.
でもその「情報提供」や「情報交換」が「最適化された会話」なのかも知れない.
最近こういうのをよく耳にして,なんだか酷く気分が悪くなる.
時々,はてぶやアルファブロガの記事で読んだ内容を得意げに言ってる自分に気づいて嫌になる.
あなたはどう考えてるの?って思うし,ボクはどう思ってるんだろう?って思う.
会社の中ならそれは「情報伝達」なので別に良いけど,
プライベートの友人や知人にやられるときついなぁ〜って思う.
そういう点では「のみゅにけーしょん」はたとえ愚痴大会であったとしても,
自分の声で会話をするので意味があるのかも知れない.
そんな事を太宰治の「きりぎりす」を読んで考えた今日この頃....
来年のテーマがそろそろ決まってきたかも知れない.