takashi42332008-12-12


ついに,車メーカが本格的にヤバくなってきた模様です.

簡単な寓話で説明しましょう


時は2008年上期,車は対輸出で絶好調です.
作っても作っても足りません.

アメリカに生産拠点を,アジアにも生産拠点を!
そんな時代でした.

ある,ところに自動車メーカに勤務する井上さん(仮)がいました.
Aさんは,車の部品の仕入れを担当しています.


井上さんは,今日も部品メーカA社を呼び出してこういいます.
井上「いくらまでなら下げれるの?知ってると思うけど今回は入札だから,おたくもそうとう努力してもらわないとね.魅力的な他社さんが増えてきてますからね.」

ちなみに,A社は現在最安の値段を呈示しているメーカです.
競売をさせる場合は,一番安いメーカにさらに値下げされるのが基本です.
そうする事で,他社も追従せざる得なくなるからです.
もし,あなたの会社が取引先からさらに安い会社の具体的な金額を教えてもらえなかった場合,あなたの会社が最安値である可能性があります.
注意しましょう.


午後からはB社を呼び出します.
井上「B社さん,おたく高いんだよね.品質もそんなに良くないし,ちなみにA社はこの値段で売ってくれてるよ.」


ちなみに,購入価格は既に決まっています
後は,その値段まで部品メーカに値段を下げさせるだけです.


夕方からはC社です.
生産量の増加の影響でC社から供給されている部品が足りません.
今回は,日々の購入数を増やすという商談です.


井上「C社さん,部品が足りないんですよ.来週月曜から倍にしてもらえますか?」
C社「こちらの生産力も限界です.しかも来週からなんて無理ですよ.今日は金曜日ですよ.」
井上「いや?別に,土日は休んで下さいとは頼んでいませんよ.残念ですが,D社さんにお願いしましょうか?」
C社「.....わかりました...」



このようにさんざん部品メーカをいじめてきました.
下請法に引っかからない程度に.....

つづく